カンポリンドでは、ベネズエラの農業組合とパートナーシップを結ぶことにより、安定供給に努めております。
また、生産量が極めて低い、新鮮で希少なカカオを厳選して取り扱うために、ベネズエラとコロンビアのカカオ農家と直接取引をしています。 生産地だからこそ得られる情報をもとに、普段バイヤーが買い付けに来ないような奥地にある家族経営、小規模農家へのアクセスを可能にしております。 カカオ豆本来の質に加えて、発酵・乾燥などの工程に重点を置き、カッティング検査、発酵温度の管理、発酵の進み具合を検査して、生産地でサイズの選別、不純物の除去をおこなった上で出荷しております。

ベネズエラの基幹産業であるカカオ産業では、他国に比べて、良質で希少性の高い品種の栽培を得意としていますが、貧困問題や森林破壊などのブラックな面も存在しています。産地は赤道付近の炎天下で、整備が追いついていない環境のため、とてつもなく過酷な労働を強いられています。
日常的に口にするカカオを原料としたさまざまなスイーツや料理を通して、単なる味覚だけではなく、アロマやフルーツ感のあるフレーバーとして嗅覚でも楽しめる嗜好品としてもカカオが日本人の生活に根付いてほしいと考えています。
そんな、カカオのクオリティ、可能性、ポテンシャルを発信し続けることにより、南米の生産環境の改善や保全に繋がるのです。

原産国と日本のショコラティエとの直接取引には、言語や文化など、幾つもの壁があります。そのため、原産国と日本の消費者との橋渡しをする、カンポリンドジャパンを創設しました。 現地とのコミュニケーションをリアルタイムでおこなっているため、生産地に出向かなければ知り得ない細やかなこだわりや特徴も、その場でお伝えしたりオススメいたします。希少性だけではない、 香りや風味などの個性を熟知した上で、生み出される至極の一品は見る者、味わう者に感動と活力をもたらすでしょう。そして「カカオ食」を通して、生産地の生活スタンダードの向上、 環境保全などの社会貢献活動に参加することができます。現地では、安定した希少なカカオ生産のため、あなたからの支援を切望しています。